胸郭出口症候群とは
第5頚神経~第1胸神経(腕神経叢)の神経根が椎間孔を出た後、上肢(腕)の筋肉や皮膚知覚を支配します。
その腕神経叢が上腕部~手部を支配するにあたって、3つのトンネルを通過します。
それぞれの3つの部位を通過する部位で、絞扼(圧迫)された状態を胸郭出口症候群といいます。
胸郭出口症候群の症状
当整骨院には胸郭出口症候群によって、以下の症状を訴えて来院されています。
- 肩が痛くて、しびれている
- 肩の付け根が痛い
- 腕を上げるとしびれる
- 腕だけじゃなく手まで痛くなり、しびれる
- 手が冷たく、冷感を感じる
胸郭出口症候群の施術を受ける前に、まずは病院にご受診ください。

肩の痛みやしびれ、手の知覚異常が生じた場合は、まずは病院を受診してください。
痺れにおいて、重篤な問題が隠れている可能性があります。
整骨院、整体、カイロプラクティックを受ける前に、病院にぜひご受診ください。
当院からご紹介できる病院もございますので、お気軽にお問い合わせください。
胸郭出口症候群は以下のタイプに分けることができます
上記でお伝えした通り、腕神経叢が通るトンネルは、3つあります。それぞれのトンネルの場所で絞扼されることで、痛みや痺れる症状の現れ方は異なります。現在の悩みの参考になれば幸いです。
斜角筋症候群

最初のトンネルである「斜角筋隙」は、前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨で構成されている隙間です。
斜角筋隙を通る腕神経叢が絞扼、圧迫されることによって、肩の痛みの自覚症状が現れます。
斜角筋症候群になりやすい方
・デスクワーク、事務の仕事でパソコンの仕事する方
・一日の中でスマホをよく触る方
肋鎖症候群

斜角筋隙を抜けた後は、2つ目のトンネルの「肋鎖間隙」を通ります。
鎖骨と第1肋骨に構成されています。なで肩姿勢により鎖骨が下にひっぱられることによって、肋鎖間隙のトンネルが狭くなり、絞扼、圧迫を受け、症状が徐々に徐々に現れてしまいます。
小胸筋症候群(過外転症候群)

肋鎖間隙を抜けた後は、3つ目のトンネルの「小胸筋下間隙」を通ります。
このトンネルは、烏口突起から始める小胸筋と靭帯によって構成されています。
腕を外に上げる態勢をとると、肩甲骨が動きによって、トンネルの負荷によって、腕神経叢、鎖骨下動静脈を絞扼、圧迫してしまいます。この小胸筋症候群は、腕を外に上げる、外転という動きによって、絞扼されるため「過外転症候群」とも言われています。
胸郭出口症候群の施術内容
当整骨院の胸郭出口症候群の施術をご案内致します。
- マニュピレーション(詳しくはこちら)
- カイロプラクティックの神経調整(詳しくはこちら)
- ストレス除去療法(詳しいNAET療法はこちら)
- 頭蓋骨調整(詳しくはこちら)
患者さまの一人一人に合わせた神経伝達異常を取り除く施術、調整を組み合わせながら施術致します。
胸郭出口症候群の生活管理のアドバイス
痛みの原因を根本から克服していただくためには当院の施術だけでなく、患者さまご自身で生活習慣、身体習慣を少しずつ変えていただく努力が必要です。
そのなかで、少しずつできる範囲内で実践していただきます。
- 痛みの程度の減少
- 関節可動域の向上
- 生活の質の向上など
の変化のタイミングに合わせ運動やストレッチ、セルフケア、食事指導などをお伝えしていきます。
胸郭出口症候群の痛みで気を付けること
- アルコールの飲み過ぎは筋力を分解し、筋力の低下によって、腰、骨盤に負担を与えてしまいます。できるだけアルコール、お酒の飲み過ぎは、お控えください。
- 肩の負担となる過度な運動、トレーニングはお控えください。
- ストレッチは、タミングによっては悪化してしまう恐れがありますので、自己判断によるストレッチはお控えください。
- 肩に負担となる私生活、不良姿勢はお控えください。
胸郭出口症候群でお困りの方、お気軽にたすく整骨院にご相談ください。