受付の柴原です。
「寒くなってきて、肩こりが酷くなった」というお声を耳にします。
そんなお悩みをお持ちの方に、寒さが引き起こす肩こりの対処法をご紹介したいと思います。
どうして肩こりがひどくなるのか?
【理由その①】寒さによる筋肉の収縮
気温が低くなると血流が悪くなります。血流が悪くなると、代謝も悪くなり筋肉が収縮して固くなってしまいます。
【理由その②】姿勢が影響
寒さに耐えられず、背中を丸くすぼめて歩いていませんか?
背中の上部には首、肩、脇とつながる僧帽筋という筋肉があります。猫背になり、この筋肉にに負担がかかってしまうと、首や肩が緊張状態となって痛みがあらわれてしまいます。
【理由その③】冬場の服装
たくさん着込んだり、重いコートを羽織ったりして、肩こりがひどくなった経験はありませんか?
これは衣類の重さで筋肉を緊張させてしまっているため。逆に、極端に首周りの開いた服装だと、寒さを感じやすくなり肩こりへとつながってしまいます。
肩こりにならない対処法
姿勢に注意しましょう
悪い姿勢は筋肉にも影響を与えますが、内臓にも影響を与えてしまいます。猫背による内臓の負担は、内臓の冷えにもつながってしまいます。寒いからと言って背中が丸くならないように注意してください。
身体に負担のない衣類選び
厚着や締め付けの強い肌着は、初めは暖かく感じても結果として代謝が悪くなり体を冷やしてしまいます。
服は保温性があり軽い素材のものを選びましょう。
厚着よりカイロの活用
背中の上部、首下あたりは血液が集まる場所です。また、おへその下辺りもカイロを貼ると体全体が暖かくなるので効果的です。
適度な運動を心掛ける
筋肉が収縮して固くならないためには、適度な運動が必要です。
だからと言って、無理にたくさんの運動量は必要ありません。散歩程度のウォーキングや、お仕事の合間・お風呂上りなどの軽いストレッチでも効果的です。
古くからの健康法、完封摩擦
完封摩擦とは、乾いた布をつかって皮膚を擦り体温を上げる健康法の一つです。
よく、保育園や幼稚園でも小さな園児たちが完封摩擦を行っているのを見かけることがあります。
肩こりの対策として行う場合は、朝起きて服の上からタオルで肩や首周りを擦るだけで大丈夫です。だんだんと身体もポカポカしてくるはずですよ 。
寒さによる肩こりは、原因も対処法もはっきりしているものが多いです。
ぜひ、出来ることから実践してみてください。