「ビタミンD不足」が原因でうつ、寒暖差、花粉症、アレルギー症状とは?

こんにちは、たすく整骨院です。

現代社会において、ビタミンD不足が深刻な問題となっています。ビタミンDには、骨の形成を促進し、筋肉の萎縮を抑制するだけでなく、免疫機能の維持してくれる期待できる効果があります。しかし、多くの人々が室内で過ごす時間が長くなることで、日光浴する機会が減っていってます。

ビタミンDを主に増やす方法は日光浴ですが、UV対策や夜型生活により、十分な量を増やすことができません。また、食事からの摂取も重要ですが、現代の食生活の変化により、ビタミンDを含む食品の摂取量が減少している傾向にあります。このような生活環境の変化が、ビタミンD不足から「うつ」「寒暖差アレルギー」「花粉症」「アレルギー」などの様々な症状ににつながります。

そこで今回は「ビタミンD不足」が原因となるうつ、寒暖差、花粉症、アレルギー症状とは?」についてお話させていただきます。

ビタミンD不足がうつ症状

ビタミンD不足は、うつ症状と密接な関係があることが明らかになってきました。ビタミンDには、気分の落ち込みなどのうつ症状を改善する効果がある報告されてきています。ビタミンDは脳内の神経伝達物質の生成と調整に関与しているセロトニンの産生に重要な役割を果たしています。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分の安定や幸福感の維持に不可欠です。ビタミンD不足によってセロトニンの産生が低下すると、うつ症状が現れやすくなります。特に冬季うつ病(季節性情動障害)は、日光不足によるビタミンD不足と関連していると考えられています。適切なビタミンD摂取は、うつ症状の予防や改善に役立つ可能性があります。ただし、深刻なうつ症状がある場合ビタミンDを意識的に増やそうと実践しても、回復するのに時間がかかります。まずは、信頼おける医療機関の受診して、メンタルの回復に努めることも大切です。

ビタミンD不足と花粉症

花粉症はアレルギー反応の一種であり、免疫系の過剰反応によって引き起こされます。ビタミンDは免疫系の調節に重要な役割を果たしており、花粉症の症状緩和に効果がある可能性があります。ビタミンDには、免疫細胞の機能を調整し、過剰な免疫反応を抑制する作用があります。これにより、花粉などのアレルゲンに対する過剰な反応を和らげ、花粉症の症状を軽減する可能性があるのです。また、ビタミンDには抗炎症作用もあり、花粉症による鼻や目の炎症を抑える効果も期待できます。さらに、ビタミンDは粘膜のバリア機能を強化し、アレルゲンの侵入を防ぐ働きもあります。ビタミンD不足の人は、花粉症の症状がより重症化する傾向があるという研究結果もあります。適切なビタミンD摂取は、花粉症の予防や症状緩和に役立つ可能性があるのです。

ビタミンDと寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギーは、温度変化によって引き起こされる症状です。医学的には血管運動性鼻炎の一種とされています。この症状にもビタミンD不足が関与している可能性があります。ビタミンDは、体温調節や自律神経系の機能にも影響を与えます。適切なビタミンDレベルを維持することで、急激な温度変化に対する体の適応能力が向上し、寒暖差アレルギーの症状を軽減できる可能性があります。また、ビタミンDには血管の健康を維持する作用もあります。これにより、温度変化による血管の収縮や拡張を適切に調整し、鼻粘膜の過剰な反応を抑制する効果が期待できます。さらに、ビタミンDの免疫調節作用は、寒暖差アレルギーにおける過剰な免疫反応を抑制し、症状の緩和に寄与する可能性があります。適切なビタミンD摂取は、寒暖差アレルギーの予防や症状管理に役立つかもしれません。ただし、症状が重い場合は、医療機関での適切な診断と治療が必要です。

ビタミンDを増やすには

日光を浴びることにより、ビタミンDは体内で作られます。
紫外線を嫌い日光浴を避ける方は多いですが、長時間ではなく1日15分程度は太陽の光を浴びるようにしましょう。室内にばかりいるよりも、気分もリフレッシュすることができます。

食材から

ビタミンDは食材からも摂取することができます。
ビタミンDを多く含む食材には、主にきのこ類や魚類が挙げられます。
椎茸は、それ自体を日光浴させることでビタミンDの量が増加します。干し椎茸を使ったレシピなどお勧めです。
魚はビタミンDとともに、カルシウムも多く含むので、骨を丈夫に保つためにも大切な食材です。

ビタミンDを多く含む食材

下記の食品リストは「日本食品基準成分表2010」より抜粋しています。
ビタミンDは、カルシウムや骨の代謝に欠かせない栄養素です。骨粗しょう症の予防のためにも意識して摂取してください。

■魚介類

あんこう肝110.0(μg)
かじき38.0(μg)
32.0(μg)
うなぎ18.0(μg)
さんま15.7(μg)
いわし9.0(μg)
ぶり8.0 (μg)
※過食部100gあたりの数値

■きのこ類・その他

きくらげ840.0(μg)
干し椎茸380.0(μg)
まいたけ350.0(μg)
えのき290.0(μg)
卵黄84.0(μg)
バター35.0 (μg)
※過食部100gあたりの数値

(参考:好きになる栄養学)
(参考:薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルのとり方)

「ビタミンD不足」が原因でうつ、寒暖差、花粉症、アレルギー症状についてのまとめ

ビタミンD不足は、現代社会において深刻な健康問題となっています。うつ、花粉症、寒暖差アレルギーなど、一見関連性がないように思える症状も、実はビタミンD不足が原因の一つである可能性があります。

ビタミンDは、骨の健康維持だけでなく、免疫機能の調整や気分の安定にも重要な役割を果たしています。適切なビタミンD摂取は、これらの症状の予防や改善に寄与する可能性があります。日光浴、ビタミンDを含む食品の摂取、必要に応じたサプリメントの利用など、自分に合った方法でビタミンD不足を解消していきましょう。

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