肩こりや腰痛の原因として背骨の歪み・ズレが関係してます。またきっかけとしてデスクワークや運動不足などが良く言われますが、実は痛みの原因に「ストレス」が大きく関係します。
まずはストレスの歴史について、お話させていただきます。
「ストレス」という言葉を提唱したアメリカ生理学者のウォルター・キャノン
アメリカの生理学者のウォルター・キャノンは、ストレスという言葉を提唱した人物の一人です。彼は、生物が外部からの刺激に対して、身体的、化学的、神経的反応を起こすことを「ストレス反応」と呼び、この反応に対して、生物が自らの生存を維持するための適応反応であると考えました。また、キャノンは、ストレス反応が長期間続くことで身体に様々な影響を与えることを指摘し、ストレスが健康に与える影響について、生涯かけて研究されました。
ウォルター・キャノン氏の意思を受け継いだハンス・セリエ氏
ハンガリー系の生理学者ハンス・セリエ氏は、ウォルター・キャノン氏のストレスに対する緊急反応メカニズムを解明した学者です。(当院はハンス・セリエの理論を参考にしております。)
ハンス・セリエ氏は大規模な動物実験を実施し、ストレスの要因となる5つのストレッサー(ストレスの引き金)を分類し、発見しました。
〇外傷的なストレッサー
けが、交通事故、災害などがストレスを引き起こします。
〇生物学的なストレッサー
ウィルス、細菌、カビ、真菌などの要因がストレスを引き起こします。
〇心理的(社会的)なストレッサー
仕事のプレッシャーや学業の課題、人間関係の問題、怒り、うつ、不安などの要因がストレスを引き起します。
〇化学的ストレッサー
電磁波、重金属、食品添加物などの要因がストレスを引き起こします。
〇物理的(環境)ストレッサー
紫外線、寒さ、暑さ、低酸素などの要素がストレスを引き起こします。
これらストレッサーが共通する反応を引き起こし、発熱、食欲不振、体重減少、下痢・便秘といった症状がみられ、臓器の肥大・萎縮、潰瘍、出血などの症状が認められたとのこと。
ハンス・セリエ氏のストレス反応の三段階とは
そして、ハンス・セリエはストレス反応を「警告反応期」「抵抗期」「疲弊期」の3つに分類されます。
〇警告反応期
ストレスが発生した直後に起こる反応として、交感神経系が活性化され、心拍数や血圧が上昇するなど、身体的な反応が現れます。
また警告反応期には「ショック相」と「反ショック相」があります。
ショック相は、ストレスが発生した直後に起こる反応で、交感神経系が活性化され、心拍数や血圧が上昇するなど、身体的な反応が現れます。
一方、反ショック相は、ショック相の後に起こる反応で、副腎皮質からコルチゾールなどのホルモンが分泌されます。この時期には、ショック相で受けた反応を解消するため、血糖値の上昇、体温の上昇し、心拍数・血圧の安定により、回復しようとします。
〇抵抗期
ストレスが継続した場合に起こる反応で、副腎皮質ホルモンの分泌が増加し、血糖値が上昇するなど、身体的な反応が継続的に現れます。一見、ストレスに対して抵抗できるようになったか思えば、それ以上のストレス、また別のストレスを受けると、心身が崩れやすい状態と言えます。
〇疲弊期
ストレスが長期間続いた場合に起こる反応です。免疫系、内分泌系、自律神経系に影響を与え、身体的な痛みや病気、精神的な問題が現れる可能性があります。
強い長期的ストレスを受けると、以下のような症状が現れると言われています。
「身体的な症状」
疲れやだるさ、頭痛、胃腸の不調、睡眠障害など
「精神的な症状」
不安やうつ病、イライラや怒り、注意力の低下など
「行動上の症状」
食欲不振や過食、社交性の低下、物事に対する関心の低下など
ストレスを受けることで、ストレスホルモンのメカニズム
ストレスを受けることで、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリン、副腎皮質からコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されることが知られています。
ストレスホルモンは、交感神経系や下垂体-副腎系などの神経・内分泌系の働きによって分泌されます。これらのストレスホルモンは、身体に対する適応反応を促進するために、以下のような働きをします。
エネルギー代謝の促進(肝臓での糖新生促進、血糖値上昇)
交感神経優位(心拍数、血圧上昇)
加免疫系の抑制(心身のストレスを抑制する方にエネルギーを使うため、免疫力が弱まる)
心身のストレスに適応する側にエネルギーを使うため、免疫系の働きが手薄となり、ウィルス、細菌、寄生虫、カビに対する防御壁が弱まり、病気を招くことにつながります。
痛みを引き起こすストレスを予防する方法
ストレスから痛みを軽減するの鍵を握るのが「副交感神経」です。
副交感神経を活性することで、リラックスしやすく、ストレスの軽減、痛みが軽減することができます。副交感神経を活性する方法として
✓深呼吸
✓ヨガ
✓散歩
✓趣味
✓音楽など
を自分に合ったやり方で実践することで、「副交感神経」を活性化することができます。
しかし、環境を整え、行動を起こしたとしても、「背骨・骨盤の歪み」「神経システムの崩れ」「エネルギーの崩れ」などがある状態のままだと、なかなか思うようにストレスに対して対処・適応することが難しいことでしょう。
当院ができること
当院ではストレスからくる痛みの症状として自律神経が乱れていることが考えられます。
その自律神経が乱れている原因を検査したのち、的確な施術や自己管理、生活管理方法をお伝え実践していただき、抱え悩んでいる症状を改善へと導きます。
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