ストレスは、日常的によく使われ、身近な表現です。
身近な存在ゆえ、ストレスより身体に変化が現れ、身体を蝕むことになり、長期に渡るストレスを受けることで『痛み』『症状』『不調』といった身体に異常を生じさせてしまうことがあります。
本日はストレスについてお話したいと思います。
まずは、ストレスの意味についてお話致します。
ストレスとは
「刺激によって心と体の歪ませること」
「刺激」とは、一般的には外部から受ける刺激のことを指します。
ストレスを説いたハンス・セリエ
最初にストレスを説いたのは、大学教授であるカナダ人のハンス・セリエ氏。
セリエ氏はストレスを受けることで、身体の変化を研究し、1936年にストレス学説を発表しました。
ストレスとなる5つのストレッサー
心と体の健康を蝕むストレス、そのストレスを起こす原因のことを「ストレッサー」と言います。
例えるなら、シュークリーム。
シュークリームを上から指で押す行為、これが「ストレッサー」です。
また、シュークリームの中のカスタードクリームが出る反応が、ストレス反応ということになります。
そしてストレッサーは、5つに分類されています。
化学的ストレッサー
環境ホルモン、栄養不足・過剰、酸素の不足・過剰、化学物質、食品添加物、酸性食品、電磁波の被ばく、タバコなど
物理的ストレッサー
寒い、暑い、騒音、台風、低気圧、高気圧、紫外線など
精神的ストレッサー
不安、恐れ、怒り、焦り、悲しみ、劣等感、職場の問題、家庭の問題など
外傷的ストレス
外傷、ケガ、交通事故、むち打ち、災害、台風、洪水、暴動、戦争など
生物的ストレス
細菌、ウィルス、寄生虫、カビ、花粉など
ストレス反応の3つの段階
ストレス反応には、それぞれの3つの段階があります。
「警告反応期」「抵抗期」「疲弊期」です。
それぞれの時期に反応する身体の変化、ホルモンの分泌などが異なります。
警告反応期
最初に、不安や恐怖、痛みのストレスに直面した時期です。
ストレスを受けた時、無意識下でストレスに対して最善の策を考え、戦うか逃げるかの行動を起こします。また、交感神経や副腎髄質の機能が高まり、ノルアドレナリンやアドレナリンを放出します。
それにより、血圧が上がり、心拍数上昇させます。
抵抗期
次に、ストレスに対して適応が獲得され、抵抗力が高まる時期です。
副腎皮質からは分泌されるストレスホルモンにより血糖や物質代謝を高め、免疫の生成や炎症を抑えます。
また、胃液分泌を促す一方、胃の粘膜液分泌を抑えるなどの作用を及ぼします。
疲弊期
ストレスが長期的に持続すると、ストレスホルモンの分泌が低下し、適応能力が減退してしまいます。
しかし、一旦は減退したとしても、同じストレス、似たようなストレスを再び受けることで交感神経、副腎の疲労が続くことで、身体を崩し、病気になると言われています。
ストレス反応
ストレス反応とは、ストレッサーに適応しょうとする心と体の反応です。ストレス反応は、身体面、生理面、感情面の3つに分類することができます。
身体面>>>
・肩こり
・腰痛
・坐骨神経痛
・片頭痛
・手のしびれ
・足のしびれなど
生理面>>>
・高血圧になりやすい
・病気にかかりやすい
・胃腸の調子が悪くなる
・熱が出る
・食欲がなくなる
・やる気ができない
感情面>>>
・不安
・怒り
・悲しく
・恐れ
・嘆き
・異常行動
当整骨院がお役に立てること
ストレッサーによって、身体面、生理面、感情面にそれぞれのストレス反応を起こすことが言われています。
当整骨院では、ストレスに対する適応力を上げるため、誤った認識を外し、正しい認識を学習しただくため、カイロプラクティックとNAET療法を用いて施術を行います。
■NAETについてはこちら
また施術だけではなく、身体を作っているのは日頃食べている食べ物、栄養です。
栄養面の偏りが、「ストレスを溜め込みやすい」「ストレスにやられやすい」身体になってしまいます。
おひとりお一人に必要な栄養素をアドバイスを行い、身体の中から体質を変えていただきたいと思います。
ストレスによる痛みや不調、症状でお悩みの方は、福岡市南区のたすく整骨院にお任せください。