新年度のスタート、早い梅雨入り、長引く感染症と、
なかなか心落ち着かない日々が続いています。
日中の気温もグンと上がり汗ばむ日々が増えてきますが、まだまだ朝晩との寒暖差が油断できません。五月病という言葉があるように、5月、6月は心身の変化「疲れた」や「痛い」が現れやすい時です。
感染症の影響で生活様式が変わり、なかなか気分転換ができにくい時ではありますが、心身共にリラックスできる時間を心がけてほしいです。
痛みを感じやすい原因
この時期に腰痛を訴える方が増える原因は、やはり寒暖差がによる体の疲労。
そしてメンタル面の変化が深く関係していると考えられます。
人はストレスを感じると、俯きがちで次第に背中が丸くなった姿勢になります。呼吸も浅くなりやすく、しだいに代謝や血流が悪くなり、内臓の働きも低下するため、肩こりや腰痛、背中の痛みが生じます。
また、身体の痛みがストレスとなることで、ドーパミンやセロトニンといった痛みを抑制させる神経伝達物質が放出されにくくなり、更に強い痛みを感じやすくなるなど悪循環に陥ってしまいます。
簡単にできるストレス対策
深呼吸で呼吸を整える
ストレスや姿勢の悪さによって、呼吸が浅くなっていることが多くあります。
忙しい時こそ深呼吸がおすすめです。深くゆっくりと腹式呼吸を心がけて呼吸をしましょう。
栄養ある食事をとる
心の不調をケアするためには、栄養バランスの良い食事が重要になります。
とくに摂っていただきたいのは「タンパク質」です。
タンパク質は体のほぼすべてをつくっていると言っても過言ではなく、我々の身近な不調と密接に関係しています。
また、タンパク質はセロトニンなどの神経伝達物質の原料となるのですが、この神経伝達物質を作るためには「ビタミンB」が欠かせません。
肉類、レバー、カツオ、豆類、濃緑野菜などを積極的に食べるようにしましょう。
逆に摂り過ぎに気をつけたいのは「糖質」です。
糖質は脳のガソリンと言われますが、余分なエネルギーのほとんどは脂肪となり肥満や身体の疲れを招きやすくなります。甘い物や炭水化物を欲している場合はとくにご注意ください。
日光を浴びて身体を動かす
痛みやストレスを制御してくれるセロトニンなどの神経伝達物質を増やすためにも、積極的に日光を浴びるようにしましょう。
寝すぎ、座りすぎなど、長時間に及ぶ同じ姿勢は筋疲労や体の歪みを招きやすく、ギックリ腰の原因ともなります。日光を浴びながら軽く体を動かす時間を作ってみてください。きっと気分が違ってくるはずです。
お身体の不調は、お気軽にご相談ください
「疲れた」「痛い」といった症状がなかなか改善せずにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
これからやってくる暑い夏を乗り切るためにも、早期の改善をおすすめいたします。
お一人お一人の状態に合わせた正確な施術で、環境に左右されない身体づくりを行っていきましょう。