捻挫ぐせ、捻挫しやすい方の特徴には、実は「距骨」という足首の骨が大きく関係しています。誰しもが、一度は捻挫を経験するでしょう。そこから何度も足首の捻挫を繰り返し、常に足首に違和感を感じてしまう場合は、「距骨」を元の位置に戻して改善しないと捻挫グセを改善することができません。今回はそんな「足首の捻挫ぐせ」についてご説明させていだきます。
距骨とは?
距骨は赤い色の部分のことを指します。
距骨は足首を曲げる、伸ばすなどの関節運動に関わる大切な骨です。
足首は曲げる(背屈)と足首の関節は安定し、足首を伸ばす(底屈、捻挫する動き)と足首の関節は不安定になります。
距骨ズレの主な原因
距骨がズレる原因にはいくつか原因があります。簡潔にご紹介致します。
過去の捻挫歴
以前の捻挫が適切に治療されないまま、距骨のアライメントが崩れた状態にある。
足首周りの筋力不足
足首を支える筋肉が弱いと、距骨の安定性が失われてしまいます。
合わない靴の使用
ご自分の足に合っていない靴を長期間履いていると、足首に負担を与えてしまう可能性があります。
捻挫しやすい人の特徴
距骨のズレに加えて、以下の特徴を持つ人は捻挫のリスクが高くなります。
足首のバランス感覚の低下
距骨のズレにより、足首の微細な動きを感知する能力が低下し、ちょっとした段差、何もないところでつまづいてしまいます。
靭帯の緩み
生まれつき、過去の捻挫によって靭帯が伸びきってしまい、関節の安定性が低下。
不適切な体の使い方
腰や膝の使い方が不適切だと、足首に余計な負担がかかります。
予防と対策
捻挫を予防し、距骨のズレを改善するためには、以下の対策が効果的!!
専門家による評価と治療
カイロプラクターや整骨院で距骨のアライメントを確認して、適切な治療や調整を行える治療院でみてもらう。
足首強化エクササイズ
バランスディスクやチューブを使ったトレーニングで、足首周りの筋力とバランス感覚を向上させます。
適切な靴の選択
ご自分の足に合ったサポート力のある靴を選び、足首の安定性を高める。
正しい体の使い方の習得
腰や膝を含めた全身の使い方を見直し、足首への負担を軽減します。
足首の捻挫グセのまとめ
距骨のズレは捻挫のリスクを高める重要な要因です。しかし、適切な対策を講じることで、捻挫の予防と再発防止が可能です。日々のケアと専門家のサポートを組み合わせることで、健康で安定した足首を維持できます。捻挫の症状や不安がある場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。適切な治療と予防策を通じて、活動的で健康的な生活を送りましょう。