連休が明けて寒暖差もあるせいか、
何となく身体がしんどい…
朝起きるのがつらい…
そんな症状が出ている方はいませんか?
私も学生時代や、新しい仕事を始めたばかりの頃には、よくこんな症状が出ていました。
今思えば、「五月病」と呼ばれるその症状だったのでしょう。
この時期よく聞く「五月病」とは?
「五月病」とは、病名ではありません。
日本では4月が新年度となり、新入学生や新入社員にとっては新しい生活のスタートとなります。
期待や緊張ではりつめていた糸が、新生活から約1か月後の連休によって一気にプツリと切れてしまい、心身共に無気力な状態に陥ってしまう状態を総称として「五月病」と呼びます。
医療機関などでは、「適応障害」と診断されることが多いようです。
主な原因としてはストレスが挙げられますが、適度なストレスは、やる気や励みになることもあり、全てが悪いものとは限りません。
しかし、現代ではストレスの原因も多様化し、またストレスに弱い人も増えているため、誰しもがなりやすい症状といえるようです。
どんな人がなりやすい?
では、どんな人がかかりやすいのでしょうか。
ご自身と当てはまるところはありますか?
▢几帳面
▢内気
▢完璧主義
▢責任感が強い
▢周りを気にする
▢理想が高い
どんな症状が出るのでしょう?
季節の変わり目で、体調不良になりやすい時期でもあるため、自分の症状が五月病なのか判断しにくいところがあります。
下記のような状態が続いている、また連休明けに明らかに症状がひどくなった場合は、五月病のかかっている可能性が高いでしょう。
【精神的】
▢憂鬱、不安感
▢イライラ
▢ネガティブになりやすい
▢今まで興味があったものに興味がなくなる
▢無気力
▢人と会うのが面倒
【身体的】
▢動機
▢頭痛
▢めまい
▢腹痛
▢吐き気
▢食欲低下
▢不眠
対策はあるの?
主な対策としては、ストレスを溜めないこと。
ごく当たり前のようなことですが、規則正しい生活を心がけてください。
■身体を動かす
■栄養のある食事
■よい睡眠を確保する
■好きな本や音楽を聴く
■面白い番組を見て笑う
■次の休みの予定を立てる
私もよく次の予定を立てて、それを楽しみに、気持ちを切り替えるようにしていました。
また、五月病を発症している人に、「頑張って」「しっかり」などのエールの言葉は、かえってストレスになり症状が悪化してしまうことがあります。
家族やまわりの人の協力も改善へのポイントとなります。
まとめ
五月病は決して病気ではありませんが、発症すると何とも言えない辛さがあります。
自分の症状が分かって、対処法も分かってくれば、気持ちもずいぶん変わってくるのではないかなと思います。
当院でも、身体の不調のメンテナンスを行っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
症状の解決の糸口となれば幸いです。