首こりや肩こりになりやすい人の生活パターン
体の体力や筋力の衰えは、30才前後から始まると言われています。そこに、普段の生活での姿勢不良が重なると、さらに症状は悪化してしまいます。
下記の項目に心当たりのある方は、首こり肩こりが起こりやすい生活パターンです。ぜひ、生活環境を見直してみましょう。
・座りっぱなしとなる長時間のデスクワーク ・モニターに顔を近づけ過ぎる ・椅子に浅く腰掛け、背もたれに寄りかかる ・スマホを頻繁に使う ・猫背の姿勢 ・ソファでうたた寝をしてしまう ・肩に力が入りやすく、呼吸が浅い ・バッグをどちらか片方でばかり持っている ・栄養の偏りがある ・アルコールやコーヒーをよく飲む ・ストレスを感じやすい ・運動不足 ・冷え性など |
やってはいけない首鳴らし!
首こりや肩こりをスッキリさせるために、首の骨や関節をポキっと鳴らしている場合、これはとても危険な行為と言えます。
上記のイラストは、第1頚椎のイラストです。
人の体には、「横突孔(おうとつこう)」という箇所から頸椎動脈が通っています。また、「外側塊」という箇所には脊髄、第1頚椎の上部には第1頚神経、下部には第2頚神経が通っています。
何度も繰り返し首の関節を鳴らすことで、こんな狭いところを通っている神経や動脈を傷つけることになり、もっと重篤な病気の引き金になる可能性があります。
あなたの肩こりのタイプは?
①顎突き出しタイプ
顎が前に突き出ていると、首の後湾が強調され、頸椎の椎間板の後方が薄くなります。椎間板の薄くなると頚神経の通り穴が狭くなり、神経が圧迫され肩こりだけでなく、手にシビレや首、肩以外の問題も現れてきます。
②猫背タイプ
デスクワークやスマホの普及により、背中を丸くして日常生活を過ごすことが増えてきました。それにより、背筋が弱くなり、呼吸も浅く、内臓の働きが悪くなってきます。
③ストレートネックタイプ
首の正常な湾曲がなくなり、首が真っすぐになっている状態です。ストレートネックになると、体重の10分の1の重さの頭を直に受けてしまいます。重さを直に受けることで、首回りの筋肉がガチガチに硬くなり、頸椎の椎間板ヘルニアになりやすくなります。
④肩甲骨ガチガチタイプ
普段から肩に力が入りやすく、呼吸が浅い方に多くみられます。また、私生活で肩甲骨をあまり動かせてないこともガチガチになる要因にもなります。
⑤複合タイプ
上記の4つが組み合わさって、複雑な首こりや肩こりを招いてしまっているタイプです。多くの方は、この複合タイプの肩こりに悩まされています。
慣れないリモートワークが増えたことと寒い季節が関係して、首こりや肩こりの悪化や頭痛を訴える方が多くなっています。
生活環境の改善を行い、痛みから解放されるよう心がけてみてください。
お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。