みかんと言えばビタミンCが思い浮かびます。
ビタミンCには強力な酸化防止作用があり、風邪予防には欠かせません。みかん100g(約1個半)で1日に推奨されるビタミンCの約1/3を摂ることができます。
他にも、体内でビタミンAへと変化するβ-クリプトキサンチン、ビタミンB、カリウムを含みます。
さて、一方で、みかんを食べる時に捨ててしまいがちな中果皮(果肉の入った白い皮やすじ)には、たくさんの食物繊維やフラボノイドが含まれていることをご存知でしょうか。
ペクチン
みかんの中果皮には、果物の中でもペクチンが多く含まれています。ペクチンはフルーツ由来の食物繊維としてコレステロールのコントロールや整腸作用などが期待できます。
ヘスペリジン
ヘスペリジンは、グレープフルーツなどを除く柑橘類に幅広く含まれるフラボノイドの一つで、毛細血管を強くしたり、血流を良くする働きがあります。みかんの缶詰でよく見かける白濁物質としても知られています。
冬の時期が旬とされるみかん。
栄養豊富な中果皮もぜひ捨てることなく食べましょう(^^)