腰痛を招きやすい生活パターン
季節の変わり目になると身体が疲れを感じやすくなり、腰痛やぎっくり腰を訴えられる患者さまが増えてきます。
次のような生活環境に心当たりはないかチェックしてみましょう。
そして、このような生活環境に心当たりのある方は、ぜひ腰痛改善のために今日から控えるように心がけてみましょう!
肥満体系
お腹周りに脂肪が蓄積していくと、腰への負担が大きくなり腰が反るようになります。腰の反りが強くなることで、腰の椎間関節に常に圧迫され腰痛になりやすくなります。
あぐら、横座り、お姉さん座り
あぐらは腰を丸くさせ、横坐りやお姉さん座りは骨盤、腰を歪ませます。長時間や長年に渡って、そのような座り方は腰痛になりやすくなります。
ソファーで寝る
ソファは幅が狭いため寝返りがうちにくくなり、寝返りがうてないと筋肉が固まって血流が悪くなります。筋肉に柔軟性が失われた状態で体を起こすと、腰の筋肉が伸ばしにくい状態となりギックリ腰を招きやすいです。
仙骨で座っている
椅子に浅く腰掛け仙骨座りになると猫背になりやすく、背中や腰に負担をかけてしまいます。椅子に座る時には、仙骨ではなく「坐骨」で座るように意識すると腰にも負担がかかりにくいです。
柔らかいソファーに座っている
柔らかく沈むソファーは猫背になりやすく、腰の椎間関節や椎間板に負担をかけてしまいます。椎間板が薄くなると、神経の通り穴の椎間孔の神経が刺激を受け、痛みやシビレを起こしやすくなります。
足を組む
足を組むとイスの座面に対して、左右の殿部の接地のバランスが崩れ、骨盤や背骨が歪みます。その歪みから腰痛を引き起こします。また、椅子に座っている時は、膝が曲がり過ぎないようにしましょう。踵が床にしっかりとついて、膝の角度が90度になるよう意識してみましょう。
長時間のデスクワークやスマホ使用
背骨の正常の湾曲は「S字」のようになっています。しかし、デスクワークやスマホ・ゲームの使用により背中が丸くなり、「C字」のような姿勢で長時間を過ごすことは、首・肩・背中・腰の筋肉に負担をかけます。背中の筋肉が弱くなると、S字の姿勢を保ちにくく腰痛を引き起こします。
前かがみ、中腰での作業が多い
背骨の正常な湾曲は「S字」のようになっていますが、中腰の作業が多いと「C字」のような姿勢となります。その姿勢が背中・腰の筋肉を緊張させ腰痛を招きます。また、下半身の太ももやふくらはぎの筋肉が弱いことも大きく関係してきます。
運動不足
運動不足で上半身や下半身の筋肉が弱くなると、筋肉が硬く柔軟性を失い、ちょっとした動作で腰痛を招いてしまいます。まずはできることからでかまいません。少しづつ運動習慣を身につけていきましょう。
体の冷え
冷え性により全身の血液循環を巡るための筋肉のポンプの働きが悪くなります。また、体温を高めようと筋肉が緊張状態となり、これらが交感神経が興奮させ、この興奮が腰痛を招きやすくなります。
ストレス
ストレスは現代社会において、とても軽視できるものではなくなってきました。
精神的なストレスダメージが交感神経を興奮させ、痛み発痛物質を分泌させます。この発痛物質により、ちょっとした動作が腰痛を招き、その動作が痛みが出ると「脳」と「体」が誤学習し、腰痛が慢性化してしまいます。
急な天候の変化で、身体が疲れ気味な時こそ注意が必要です。
腰痛、頭痛、肩こりなど、お身体のことでお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。