椅子に長く座ると腰が痛くなる【原因と対策】

若い頃は、長い時間椅子に座っても腰が痛くなかったのに、年齢を重ねるに連れて長い時間椅子に座ることが辛く感じた経験はないでしょうか?

どうして年齢を重ねると腰が辛くなるのか?

人の筋力や体力の全盛期は、『約17歳から20歳まで』と言われています。
そこから20前半になるに緩やかに『筋力の低下』『筋肉・関節の柔軟性の低下』『体力の低下』の変化が現れるようになります。
そしてまた他に重要なのが『椎間板』です。

椎間板とは

背骨には『椎間板』という組織があります。
イメージというと回転焼き、今川焼きのような感じです。
椎間板はコラーゲンやヒアルロン酸を含み、約80%が水分で構成されています。
また、繊維輪と髄核という組織があります。
椎間板は衝撃を吸収したり、背骨の動きを保つために重要な役割があります。

椎間板の老化

その椎間板が年齢を重ねていくと、水分含有量が減り始め、椎間板の厚みも失います。
また、椎間板の柔軟性が失われ、神経の通り道である椎間孔が狭くなり、神経の圧迫、関節・靭帯の炎症を起こしやすくなり、痛みとなってしまいます。

このように長い時間座り続けることで、椎間板の水分が減ると同時に、柔軟性w失い、神経の圧迫の原因によって、腰痛を引き起こしてしまいます。

長く座る仕事で腰痛に悩んでいる方が多い職種はこちらです。

腰・からだに優しい座り方

これより腰・からだに優しい座り方についてお伝え、ご説明させていただきます。

坐骨で座る

体幹が弱く、筋力が弱い方は、浅く腰掛け、背もたれに寄りかかり、仙骨で座ってしまいます。
『仙骨座り』というものです。
そういう座り方は避け、正しい座り方は浅く座っても、深く座っても坐骨で座面を捉えて、しっかりと座ることが重要です。

脇を締める

脇が開いてしまうと、背中が丸く、腰、背中の背骨の椎間板がストレスを受けてしまいます。
背骨に対して、肩甲骨を寄せ、脇を締めることで腰だけでなく、首の痛みの問題を予防することができます。

時間を決めてストレッチ


長時間の同じ姿勢は、体の筋肉を緊張させて、血流の流れが悪くなり、椎間板に圧縮を受けるストレスが加わってしまいます。

45分~1時間に1回立ち上がり、首回り、腰回り、肩甲骨、股関節、手足首の関節をゆっくりとストレッチを行ってください。

パソコンのモニターと顔の距離を近づけ過ぎない

仕事が忙しくなると、パソコンモニターと顔の距離がどんどんと近くなり、気づくと背中と腰が丸くなり、坐骨座りが難しくなります。
そこで、パソコンモニターと顔の距離を一定に保つために、モニターに対して、顔を近づけ過ぎないようにご注意ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?
これが全て正しいとは思っていませんが、少しでもご自身のお身体をうまく扱えるきっかけになればと思います。
試してみたけど、なかなか痛みが引かない、解消されない場合は施術することで早期に克服することができます。
腰痛の治療をお求めの方は、お気軽に当整骨院にお問合せください。

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