こんにちは、たすく整骨院です。
コロナ禍をきっかけに、キャンプや屋外バーベキューが現在も流行っています。
しかし翌日、腰が重くて痛い、股関節が痛いといった駆け込みの相談が増えています。
もしかすると、その原因は「キャンプ用の椅子」にあるかもしれません。特に、地面に沈み込むような柔らかいチェアは、一見リラックスできそうですが、実は腰や股関節に大きな負担をかける構造になっています。
今回は、そんな沈み込むキャンプチェアが引き起こす身体への影響と、その対策について詳しくご紹介します。
沈み込む椅子の特徴と身体への悪影響
キャンプ用チェアにはさまざまなタイプがありますが、特に注意したいのが「沈み込むタイプの椅子」です。これはシート部分が深く沈み、座面の高さが極端に低い構造になっています。
リラックスできる一方で、姿勢が崩れやすく、腰や股関節に負担がかかります。
沈み込みが深い椅子では、以下のような悪影響が出やすくなります。
骨盤が後傾しやすい
→ 猫背姿勢になり、腰椎に負荷がかかる
股関節が過度に屈曲する
→ 太ももの付け根が詰まったようになり、股関節痛の原因に。
立ち上がり動作が大変
→筋肉や関節に余計なストレスがかかる
特に、長時間この姿勢で過ごすと、筋肉の緊張や血流の悪化が進み、翌日の疲れや痛みとなって現れます。見た目やフィット感だけで椅子を選んでしまうと、知らないうちに体へダメージを与えているかもしれません。
整体師が解説!体にやさしいキャンプチェアの選び方
沈み込む椅子が身体に負担をかけることがわかったところで、ではどんな椅子を選べばよいのでしょうか?
整体師の視点から見る「体にやさしいキャンプチェア」のポイントは以下の通りです。
選ぶべき椅子の特徴
座面が地面から30cm以上ある
→立ち座りがしやすく、関節に優しい
シートがハンモック状でない
→骨盤が安定し、正しい姿勢が保ちやすい
背もたれに程よい角度とサポートがある
→長時間座っても腰が疲れにくい
フレームがしっかりしている
→姿勢が崩れにくく、安心感がある
おすすめは、「ローチェアではなくハイバックタイプのチェア」や「リクライニング角度が調整できる椅子」。多少かさばっても、身体の健康を守る価値があります。
正しい座り方と、腰・股関節を守るポイント
どんなに良い椅子でも、座り方が間違っていれば意味がありません。
キャンプチェアを使う際に意識すべき正しい座り方のコツをご紹介します。
正しい座り方のポイント
骨盤を立てて座る
→お尻の坐骨(ざこつ)でしっかり支えるイメージ
背もたれに頼りすぎない
→背中を反らせすぎず、軽くもたれる程度に
長時間座りっぱなしにしない
→30分~1時間に1回は立ち上がって体を動かす
また、寒さで筋肉が硬くなると痛みも出やすくなります。クッションやブランケットを使って、冷え対策も忘れずに。
まとめ
キャンプでくつろぐ時間をより快適にするためには、チェアの選び方と座り方がとても重要です。特に、深く沈み込むタイプの椅子は、腰痛や股関節痛の大きな原因になることがあります。
私の視点から見ると座面の高さや安定性、背もたれの形状が身体への負担を左右します。
おすすめは、沈み込まない・座面が高め・背中をしっかり支えるチェア。さらに、正しい姿勢で座ることや、こまめに体を動かすことも大切です。
この点を意識、注意しながらキャンプ、屋外イベントをお過ごしください。
また福岡市近郊の方で沈み込む椅子に腰かけ、腰痛、股関節痛の症状にお悩みの方はお気軽にたすく整骨院にご相談ください。