受付の柴原です。
学校などを中心に、おたふく風邪やインフルエンザが流行しているようです。
季節の変わり目になると体調を崩しやすくなり、またこれから段々と寒くなるにしたがって風邪をひきやすい時期となります。
風邪にかからないために、正しい予防法を知って対策を行っていきましょう!
風邪の感染経路
風邪のウイルスは、どのように人の鼻やのどに感染するのでしょうか?
花粉のように空中にいるウイルスを吸い込むことで感染する印象をもっている人は多いのではないでしょうか?
実際はこれらはまれにしか起きず、ほとんどの場合が、
風邪をひいた人が触ったドアノブや机などについたウイルスを、気づかないうちに直接手で触り、その手で口や鼻を触ってしまうことが感染の原因なのです。
また、秋から冬にかけては寒暖の差に体が対応できず免疫力が低下しやすくなります。
そして空気が乾燥するこの時期はウイルスがこわれにくい環境になるため、これらの要因が重なることにより、人は風邪をひきやすくなります。
マスクで風邪予防は無理?!
風邪の予防としてよく知られているのが「手洗い・うがい・マスク・換気や加湿」などの方法です。
では、これらにはどれほどの効果があるのでしょうか。
【手洗い】
◎非常に大きな予防効果がある
さらに石鹸を使うことで、より確実にウイルスを除去できる。
【うがい】
〇予防効果がある
喉のウイルスを直接洗い流すことはできないが、口内環境をきれいに保つことで、ウイルスの感染を減らすことができる。
【マスク】
△実は予防の効果はあまりないとされる
ウイルスは非常に小さいため、普通のマスクでは網目を通り抜けることができてしまう。
しかし、ウイルスが付着した手で口や鼻にふれることを防いだり、すでに風邪にかかっている人がほかの人に感染を広げない効果はある。
【換気・加湿】
◎大きな予防効果がある
先にも述べた通り、空気が乾燥するとウイルスはこわれにくくなる。
また空気の乾燥はのどの粘膜までも乾燥させてしまうため、ウイルスが侵入しやすくなる。
部屋を換気・加湿することで風邪をひきにくい環境をつくることができる。
風邪をひかないために
風邪予防についてご紹介しましたが、これらの予防法を普段から実行できるように習慣づけていくのが理想的です。
とくに、小さなお子様は最も風邪をひきやすく、また小さなお子様のいるご家庭内での感染はおこりやすいので注意が必要です。
風邪は最も身近な病気だからこそ、正しい予防法を知って、これからの季節を元気に過ごしましょう。
【ニュートン別冊 体と体質の科学】より引用