みなさんは、月の引力が体に影響を与えることをご存じでしょうか?
【月の魔力】というタイトル。
32年前出版された古い本ですが、とても面白い本です。
著者精神科のアーノルド・リーバー氏が、満月の日になると殺人、交通事故、精神異常者が増えるのはなぜなのかと疑問を抱き、たくさんのデータを集めて調べられた偉大な方です。
結論から言います、満月が地球の電磁場、体のホルモンバランス、神経の働きに影響を及ぼし、満月の日になると、問題行動、異常行動を起こすと結論に至ったというとても興味深い本です。
たすく整骨院には様々な悩みを抱えた方が来院します。
その日の天気や気候、月の満ち欠け、生活習慣、精神状態を観察して施術を行っています。
その中で満月の日に限って症状や痛み、悩みが悪化する方がたまにいらっしゃいます。
満月の日になると足が浮腫んだり、痛みを強く感じるようになったり、不定愁訴を訴えるようになったりと今まで落ち着いた症状が満月の日に限って強く現れるのです。
満月の引力で浮腫みやすくなる!?
私たちは体は約60%が水分から出来ています。残りはタンパク質(15~25%)、脂質(15~25%)、ミネラル(4%)の順で構成されています。
その中で人には内部環境の体温、血液環境、免疫機能を一定に保とうとする“ホメオスタシス”という機能があります。
そのホメオスタシスは、神経システムの電気信号のやり取りで正常に保ちます。
しかし、満月の引力の影響により地球の電磁場が乱れて、電磁場の乱れが体内の電気信号の乱れにも影響を与えます。
その体内の電気信号を乱れが、体内の水分調整、浸透圧の調整がスムーズにいかず、水分の流れが悪くなり足が浮腫みやすくなるといったことが起きやすくなります。
満月の引力がストレスを増やす!?
月が人間行動に及ぼす影響を考えるとき、重要なカギとなりうるのがストレスです。
「ストレスに強い人」と「ストレスに弱い人」。
新月や満月直後に、この両者の心拍を早めるはたらきのある血液中の化学物質を調べる実験が行われました。
「ストレスに強い人」は、新月や満月直後になると血液中の物質が消失するのに対し、「ストレスに弱い人」は、驚くことに増加したのです。
むくみ同様、もともとストレス下にある人の心拍は、月が地球の電磁場を変化させるためにこのような反応を示すのではないかと推測されています。
イライラや、ドキドキが増加するという方、注意が必要かもしれませんね。
【月の魔力】より引用