ギックリ腰や急な怪我の場合、気が動転してしまい正しい処置ができないことがあります。また、良かれと思っていたことが、実は間違った方法だったということも少なくありません。
そこで、急に痛みが起こった際の対処法をご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。
急性の痛みの対処法
①アイシング
急性の痛みの場合、冷やすことはとても重要です。
1時間に20分間患部を冷やし、40分休憩を入れます。
それを2~3回繰り返しましょう。そうすることによって炎症を抑えられ、痛みも抑制できます。
②タンパク質を積極的に食べる
タンパク質は、痛めている組織を修復してくれます。また、青魚も炎症を抑えるオメガ3の油を含んでいます。ぜひ、肉・卵・魚を積極的に食べましょう。
③安静にする
捻挫や肉離れなどの怪我の場合、2週間~3週間は安静にしましょう。
骨折、脱臼の怪我は、医師や整骨院の先生の指導のもと、ストレッチを行う時期を訪ねてみてください。
急性の痛みの際にしてはいけないこと
お風呂で温める
とても間違いの多い処置の一つです。
ギックリ腰など急性の痛みで炎症がある際は、温めてはいけません。
ケガによって組織が炎症し、24時間から48時間の間に熱感と腫れ、出血を生じます。痛いからといって、お風呂や温泉に入ることは更に痛みと炎症を強めますので、お風呂の入浴は控えましょう。
お酒を飲む
お酒を呑んで痛みが楽になるといってお酒を呑まれる方がいますが、一時的にお酒によって痛みの感覚が鈍くなり楽になったと錯覚を起こします。
お酒を呑むと血行循環を良くなり、良く朝に痛みが強くなるケースがありますので、痛い時の飲酒は絶対に避けましょう。
マッサージを受ける
痛みがあるからといって、マッサージ屋さんで患部の施術を受けることはお勧めできません。マッサージ屋さんは、急性の痛み・炎症箇所のマッサージをしないように指導・教育を受けていると思いますが、お客さんの要望に答えるために、もしかすると炎症箇所をマッサージされる可能性があります。急性の痛みなどがない時に、リラックスする目的としてマッサージの施術を受けるようにしましょう。
ストレッチをする
急性の痛み時は「安静」にすることがとても大切です。ケガしているところを伸ばしてしまうと、悪化したり治る期間が延びるかもしれません。
早く治したいがためにやりたくなる気持ちはわかりますが、控えるようにしましょう。