こんにちは、たすく整骨院です。
痛みは私たちの体が【異常を知らせる】【身を守る】【治癒を早める】うえで大切な信号です。今回はそんな痛みについて、理解を深めていただく内容となります。
痛みとは
痛みという感覚はケガを伴いそうな時、ともなった時に感じます。痛ければその原因となる刺激から逃げる、避けることで、深手を最小限に抑えることができます。
そして痛みには以下の目的があります。
痛みの目的
〇傷、ケガを浅く抑える
〇安静に過ごし、ケガした治癒に専念する
人は不快なものを避けようとする生き物です。この感覚があることでケガを最小限に抑え、安静に治癒しょうと行動しようとします。
急性痛について
急性の痛みとは、急なケガや病気などによる現れる痛みです。基本的に一過性かつ局所的で、ケガや病気が治ると共に痛みはなくなります。もともと痛みはからだの異常を知らせるサインです。まさに、警報としての重要な役割を担っているのが急性の痛みです。
急性の痛みの特徴
〇一過性で局所的
〇ケガや病気の治癒とともに消失
〇からだの異変を知らせる警報としての役割
急性の痛みが発生すると、体は「緊急反応」と呼ばれる状態になります。これにより、呼吸数・心拍数の増加、発汗、血圧上昇、筋肉の緊張といった生体反応が現れます。
慢性の痛みについて
慢性の痛みは、急性の痛いが長期化したり、痛みの原因が持続したりすることで生じます。
慢性の痛みの特徴は
〇長期間(一般的に3〜6ヶ月以上)続く痛み
〇警報としての役割が鈍くなる
〇神経系の異常や心理的要因も関係する
慢性の痛みは、痛みの悪循環に陥ることで発生することがあります。交感神経の興奮が続くと、血流が悪くなり、発痛物質が放出されて痛みが生じ、さらに交感神経を刺激するという悪循環に陥ります。
痛みの種類
痛みは原因によって以下の3つに分類されます。
⑴侵害受容性疼痛:熱や機械刺激によって末梢の侵害受容器が活性化されて生じる痛み。
⑵神経障害性疼痛:痛みを感じる神経経路が傷つくことで生じる痛み。一般的な鎮痛薬が効きにくい難治性の痛みとされています。
⑶心因性疼痛:心理的な原因に由来する痛み。近年では、生物学的、心理的、社会的、行動要因が複雑に関与する中枢神経系の異常として捉えられています。
痛みへの対処
痛みに対しては、その種類や原因に応じた適切な対処が必要となります。
急性痛の場合
✓原因の特定し、原因を取り除く、避ける
✓RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)
✓適切な治療(医療機関の受診、応急処置など)
慢性痛の場合
✓専門医による診断と治療
✓痛みの管理(薬物療法、理学療法など)
✓生活習慣の改善
✓心理的、トラウマのサポート
急性の痛みと慢性の痛みのまとめ
いかがだったでしょうか?少しでも痛みについて理解が深まりましたら幸いです。
痛みは個人差が大きく、同じ原因でも感じ方が人によって異なります。そのため、自己判断せずに医療専門家に相談することをおすすめします。また、急性の痛みが慢性化しないよう、早めの対処を心がけましょう。痛みを正しく理解し、適切に対処することで、より健康的で快適な生活を送ることができます。痛みに悩まされたら、躊躇せずに専門家のアドバイスを求めてください。