ジャンパー膝とは
ランニングやジャンプの着地、軸足の踏ん張り、膝の曲げたり、伸ばしが繰り返されることによって起こる膝の痛みです。
成長期のこどもに多く、サッカー、テニス、野球、陸上などのスポーツに多くみられる怪我です。
ジャンパー膝の原因
原因として考えられるのは、反復した動作、しぐさによって起きた障害です。
ジャンパー膝は成長期の時期(12ー18才)に多くみられます。
成長期には成長ホルモンが増えると共に身長が伸び、体重が増えていきます。
その時期と重なり運動量に対して、休息する時間が足らずに反復した膝の曲げ伸ばしの動作が、膝蓋腱靭帯の付着部に炎症を生じさせます。
ジャンパー膝の症状
膝の周辺の下に痛みや腫れ、熱を感じます。
重症のものになると、膝蓋腱靭帯の付着部の骨が引っ張られ、骨が隆起するオスグッド病になる可能がありますので、十分に注意が必要です。
ジャンパー膝の施術案内
膝関節の調整
膝関節に機能制限があると、膝蓋靭帯に運動、動作の負担に蓄積されることで炎症を起こします。膝関節の制限を開放することで、靭帯の負担を減らし靭帯の炎症は時間の経過と共に回復していきます。
筋肉(ふともも)の調整
膝蓋靭帯はふとももの大腿四頭筋の腱から伸びた靭帯です。大腿四頭筋の筋肉収縮制限があることで、靭帯の負担が蓄積されます。そのため収縮制限している筋肉を開放することで、靭帯の負担を減らし靭帯の炎症は時間の経過と共に回復していきます。
股関節、足関節の調整
膝蓋腱靭帯の痛みは、股関節、足関節の機能制限によって靭帯に負担がのしかかり、痛みや炎症を起こす原因もあります。よって膝関節だけでなく、股関節、足関節の機能制限を調整し開放することで、回復していきます。
膝の神経支配の調整
膝を支配している神経は第3、4腰神経となります。それらの神経が圧迫受けると膝関節、膝周囲の筋肉の感覚神経、運動神経の働きが下がります。それによって感覚、運動情報が伝達が遅れが生じ、疲労回復の時間に遅れ、反射運動の低下、結果、膝蓋靭帯に炎症が起きてしまいます。腰椎の神経圧迫を取り除く調整を行うことで、神経機能を高め、回復していく膝環境が整えられます。