姿勢が心理に及ぼす効果

普段から皆さまはご自身の“姿勢”を気にしていますか?

日常生活、社会において姿勢が悪いと何かとマイナスな印象になりがちですよね。
猫背を治したい」、「姿勢を良くしたい」と患者さまから時折ご要望をいただきます。
「姿勢を良くしたい」という気持ち、とてもよくわかります。

では、姿勢は見た目の印象だけでなく、心理的にも影響を与えるのでしょうか?
少し考えてみましょう。

“姿勢”を辞書で調べてみると、

姿勢は体の構え、事に対しての態度、心の持ち方。“姿”はからだの形やようすを意味し、女性のもちまえのすがた、顔や身なりを整えるという意味。
また“勢”は、活気や活動力を意味しています。

たとえば、
こどもが母親から怒られるとしょんぼりと背中を丸くして反省した態度を取ります。
これは、こどもの心理状態を表しています。

姿勢というのは、見た目の印象だけでなく心理とも直結しています。

姿勢が心理に及ぼすという効果を、実際に実験した方がいらっしゃいます。
鈴木昌夫氏と春木豊氏が行った姿勢の実験。
ひご紹介したいと思います。

姿勢と心理の変化

顔の方向を「上向き」「正面」「下向き」で、座った姿勢で「直立」「姿勢を曲げる」をそれぞれ計6つのパターンの姿勢を取ってもらい、

・姿勢1-上向き+直立
・姿勢2-正面+直立
・姿勢3-下向き+直立
・姿勢4-上向き+曲げる
・姿勢5-正面+曲げる
・姿勢6-下向き+曲げる

17つの形容詞の対を評定を行いまいた。


肯定的な形容詞】【否定的な形容詞
・生き生きした  ー 正気がない
・自信がある   ー 自信がない
・健康的な    ー 不健康な
・明るい     ー 暗い
・力強い     ー 弱々しい
・晴れやかな   ー 愁いを帯びた
・積極的     ー 消極的
・若々しい    ー 老けた
・快い      ー 不快な
・陽気な     ー 沈んだ
・開放的な    ー 抑圧的な
・単純な     ー 複雑な
・ユーモラスな  ー きまじめな
・おどけた    ー 深刻な
・ゆったりとした ー はりつめた
・動的な     ー 静的な
・行動的な    ー 思索的な

すると、
◆姿勢1(顔上向き、直立)、姿勢2(顔正面、直立)はポジティブな気分になる
◆顔下向きはネガティブな気分になる
◆背中を曲げるとより気分が落ち込む
このような結果となりました。

なぜ姿勢によって気分の変動が起こるのでしょうか。
最近の研究では「大脳ー前頭葉」が関係していることが分かってきているようです。

姿勢と前頭葉の関係

被験者に直立姿勢とうつむき姿勢を取ってもらい、“さ”と“み”の発音でたくさんの名詞を発声させる知的作業により、大脳ー前頭葉の活動がどう変化するかという実験です。

その結果は、
◆直立姿勢では前頭葉の活発を確認でき、うつむき姿勢では前頭葉は不活発だということが分かりました。
うつむき姿勢はうつ気分とも関係し、知的活動も低下することも確認できたそうです。

(動きが心をつくる(著者春木豊)より引用)

難しい説明になりましたが、「姿勢」が心理に大きく影響を及ぼすかということをご理解いただけると幸いです。

悪い姿勢は見た目や心理状態に影響を及ぼすだけなく、身体の不調、痛みの原因にもなります。

姿勢からくる“身体の不調、痛み”や“自分を変えたい”という方、一度たすく整骨院にご相談ください。

 

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